|
|
|
|
|
|
|
100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図 価格: 1,890円 レビュー評価:4.0 レビュー数:19 原書で読んでいるが、著者の視点はクリアでスマート。ただし、やはり、「アメリカからみた現状認識」という限界はあり、全部が的確とはいえない。少なくとも原書に関していえば、一般人向けに書かれた本。わりと平たく書いてあって、引用文献欄もついていない。アメリカのプロパガンダ的においも少々感じる。例えば、制海権を掌握しているのはわかった。では、空は?陸は?という疑問が当然ながらわいてくる。知的コミュニティの中ではおそらくコーヒー片手に議論されているだろうが、活字にはしていないのだろう。すんなり読むだけでも勉強になるが、アメリカ以外の地域にお住まいのかたがたには「裏読み」するとさらに非常に有益な発見がある |
イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press) 価格: 2,100円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:35 優良企業におけるイノベーションがはらむ落とし穴を実証し、衝撃を与えた名著『イノベーションのジレンマ』待望の続編。イノベーション論を深化させ、研究者らの間に一躍広まったクリステンセン教授の理論のさらなる展開を本書に見ることができる。 前作では破壊的な技術革新を受けて優位を脅かされる側の企業に置いていた視点を、今回はその技術革新で新事業を構築し、優位企業を打ち負かそうとする側に置いている。この「破壊される側ではなく破壊者となって」という立場が本書の特色である。そこでは技術革新にかかわる実務者にとって、より明快な行動指針が得られるだろう。実際に、どうすれば最強の競合企業を打ち負かせ |
コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (Harvard Business School Press) 価格: 2,940円 レビュー評価:4.5 レビュー数:7 基本的に仕事における必要な情報は「社内」にしか存在しないような気がします.つまり,書籍・雑誌やインターネットで公開されている情報よりも,イントラネット(大袈裟に言えばナレッジ・マネジメント・システム)で公開されている情報や,社内の知人に直接あるいはmail・電話で得られる情報の方が,仕事において役に立った気がします.
本書では,如何に必要な情報を迅速かつ簡単に得るための仕組である「コミュニティ・オブ・プラクティス」が提唱されています.「ナレッジ・マネジメント」の本は研究者による「こうすればうまくいくんじゃない?」的な机上の空論が多いのが現状です.しかし,本書の著者( |
メイキング・オブ・ピクサー―創造力をつくった人々 価格: 2,100円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 この本では、作品を柱しつつ時系列で、ピクサーが泥の中でもがき続け成功するまでの20年の物語が淡々と語られている。ピクサーの社外正史とも言える本だが、その内容はなかなかドラマチックだ。CGアニメーションに魂を込めることや、夢の実現を目指した人達が集まった会社に魂が込もっていることが重ね合わされているのが、本書全体に通底する基調だ。
主人公は有名なラセターやジョブスではなく、やがてピクサーと名乗ことになる組織の創立メンバーであり、テクスチャマッピング、Zバッファ、Bスプラインという基礎技術を博士課程で開発しただけでもCG歴史に名を残す事が出来たエド・キャットムルである。 |
教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する 価格: 2,310円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセンが,この理論を教育現場の現状に適合させ(教育を広義の変革すべき技術の一種と捉えて考察),特にコンピュータ導入を具体的な破壊的イノベーションと捉え議論している.コンピュータ教育は現在までにその潜在能力を成果として引き出せていないが,その原因は既存のシステムに無理やり合わせこんでいるが故と主張している.教育へのコンピュータ導入(オンライン・ユーザー・ネットワーク,モジュール方式の教育体制)の可能性は極めて高く,その破壊的イノベーションとしての潜在能力を引き出す本格的な成果は,新規の教育システムとして導入すること(無消費層への攪拌)が不可避であると |